
ADSLとは切っても切れないキーワードのブロードバンド。ブロードバンドはこれまでのアナログ回線+モデムによるインターネットの接続の常識を変えてしまうほどの素晴らしい特徴を持ち、日本でも2001年以降瞬く間に普及していきました。こうしたブロードバンドに対応できるラインナップの一つがADSLなのです。
ADSLとは、Asymmetric Digital Subscriber Lineの略でそれぞれの頭文字を取ったもので、非対称デジタル加入者線と呼ばれています。ADSLはどこの家庭にも引き込まれている電話回線(ISDNを除く)を用いて、アナログ回線が利用しない周波数帯で行う通信技術のことです。各家庭ですでに引き込まれている電話回線を利用することから新たにケーブルの新設、工事というのは必要ありません。ADSLが「非対称デジタル加入者線」と呼ばれているのは、通信速度が上り(メールの送信や掲示板の書き込みなどを行う)と下り(メールの受信やインターネットのホームページ閲覧などを行う)で異なるためです。
ADSLの通信速度が上りと下りでは異なるということを述べましたが、ADSLでは、上りを遅く、下りを速くする設定になっています。このことは、インターネットを利用する私たちにとっては、下り(メールの受信やファイルのダウンロード、ホームページの閲覧など)を利用する機会が多いので、最適な方式であることを示しています。また、ADSLの通信速度は最近では下りが47〜50Mbps、上りが3〜5Mbpsだと言われています。見当がつかないと思われますが、デジタル回線のISDNが上りと下りが64Kbpsだと言われており、速度を比較すれば、ISDNが人が歩くぐらいだとすると、ADSLはジェット機のような感じです。つまりADSLと、アナログ回線やISDNではインターネットを利用するのにかなりの通信速度の差があることが言えます。
日本では、これまでISDNが全国的なブームを呼んでいて、ADSLの普及がアメリカや韓国に比べると、一歩遅れをとるような形になってしまいましたが、2001年にようやくブロードバンドが火がつき、ADSLが急速に普及していきました。
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